例えば『好きです』であったり、『愛してます』であったり、そして『さよなら』であったりする。 ふざけている時、『バカ』と言う。腹が立てば『馬鹿』と言う。 笑いながら『死にたい』と言う。悲愴な顔で『死にたい』と言う。 『言葉』は何を宿し、何を伝えるんだろうか。 キレイなものだけじゃない。 本当は伝えたくないことだって伝えてしまう『言葉』。 人を傷つけ、時には死に追いやる力を持っている。 でもそんな『言葉』だからこそ、魅力があるのだと思う。 そう、弱者への愛と殺意が表裏一体であるように、矛盾こそが『言葉』の原動力なのだ。 『死ねる』から『生きよう』と思う。 いつでも『裏切る』ことができるから、『愛してる』なんて言ってしまう。 『責任』が作るものは『無責任』。 頂点を極めて『得る』ものは『喪失』。 『言葉』に元々こめられた『言霊』と、状況次第で想いが変わる『コトダマ』。 両方をきちんと理解することが大切。 思いもしない一言が、二人の絆を知らず知らずのうちに蝕むんだよ。